いらっしゃいませ 古本屋の苔花堂書店です。
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価格 | 執筆者、装幀、挿絵 | 出版社 | 発行年 | 状態、目次抄 |
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著者五十音順 ア行 | |||||
こんちゅう稼業 |
¥1,500 | 秋山亜由子/南伸坊・装幀 | 青林工藝舎 | 2003年 | 初版 カバー 190頁 -短編コミック14編 -昆虫の世界を舞台に、滑稽で愛らしくてそしてはかない魂をファンタジックなタッチで描き、人間の心の美しさとは何か? と素朴に問いかけてくる秀作短編集!(紹介文) -口絵カラー1頁/虫んこ(前・後編)/昆虫稼業/虫目検校/ミノムシの結婚/むしんこ村/平茸坊主/虫ノ神/へくそだま/うぐいすの里/蝶の道行/四十九日/つくも神/十三夜/ピーちゃん |
戦死ヤアワレ-無名兵士の記録 |
¥1,500 | 足立巻一 | 新潮社 | 1982(昭57) | 初版 カバー 小口ヤケ -わたしは昭和十三年九月から敗戦まで二回徴兵された。この記録はそのささやかな戦記のつもりであるが、戦記は敗戦で終わったわけではなく、当然ながらそののち日常のなかにつづき、これからも死ぬまでつづくであろう。この稿は昭和五十五年五月二十五日、フィリピンで戦死した竹内浩三の詩碑が伊勢朝熊山に建ったところで一応終えたけれども、わたしの記録は完了したのではない。戦争の記憶はいつまでも生きていて、年とともに深まっていくように思える。(「三十七年めの逆上陸部隊演習地-あとがきにかえて」より)10章 -爆発、呑気な兵隊たち、死の星座、地下陣地、台地の村で、休暇命令、八月十五日前後、指宿再訪、志布志湾、戦死ヤアワレ/三十七年めの逆上陸部隊演習地-あとがきにかえて |
忘れられる過去 | ¥2,000 | 荒川洋治 | みすず書房 | 2003年 | 初版 カバー -「とはいえことばから目をはなしことはできないのだ。」生きること、本を読むこと、その事態の変化にもっとも敏感な批評精神によるエッセイ74編。知識でも情報でもない、読書のよろこびが、この本にはたしかにある。(紹介文) 3部74編 -1・たしか、会っていた、道、本を見る、畑のことば、芥川龍之介の外出、社会勉強、色、秩父、読書のようす、一族、「文芸部」の時代、青年の解説、ひとりの文学、遠い名作、吐月峰、遊ぶ、忘れられる過去、家を出ることば、清涼、ぼくのたばこ、コーヒーか干柿、郵便、クリームドーナツ、途中/2・おとなのことば、すきまのある家、池、鉄の幸福、メール、「恋人」たちの世界、作家論、短編と短篇、『島村利正全集』を読む、生きるために、まね、何もない文学散歩、注解、踊子の骨拾い、朝の三人、ことばの孤独、読めない作家、小さな黄色い車、文学は実学である、歴史の文章、落葉、詩集の時間、場所の歳月、長い読書、きょう・あした・きのう/3・暗い世界、ひとり遊び、他の人のことなのに、どこにいる、見えない母、なに大丈夫よ、きっといいことがある、文学の名前、空を飛ぶ人たち、お祝い、太郎と花子、「詩人」の人、朱色の島、生きてゆこう、価格、詩を恐れる時代、手で読む本、びっくり箱、どれにしよう、鮮やかな家、指の部屋、一つ二つ、話ながら、今日の一冊/あとがき、初出一覧 |
狩人日記 |
¥1,500 | 安野光雅・装丁、口絵、挿画・共 | 平凡社 | 昭55 | 重版 カバー 口絵カラー1頁 挿絵有 -安野光雅の動物・自然をめぐる今昔エッセイ(紹介文) 30編-狩人日記、動物子守唄、朱鷺色、百人一首、曾我夜討、動物独白、ランダム・フィッシュ、黄道十二宮 4編、象形文字、ものの形 2編、故郷的空間、縄張り、道、植物図譜/ わが谷は緑なりき、虫けら、善一の小伝 2編、津和野、疥癬、写真展、狼よさらば 2編、狐創生記、犬神、聖バッティスタ・シドッティ/あとがき |
エブリシング |
¥1,500 | 安野光雅・自装 | 青土社 | 昭62 | 初版 カバー表紙端2センチほど破れ有 小口シミ -日時計から人体模型のチンなるものまでなんでも売ってる不思議な話の骨董屋 真面目で滑稽でどこかとぼけたEncyclopedia anno 1987(帯文) エッセイ23編 -日時計のノート/ファーブルの植物記/ファーブルの代弁記/昆虫記を読む/キプロスにて/紛失物/遺失物/十二の食卓のための台本/K・I・さんへの手紙/有元さんへ/どんどこどん/雪女/さる会合のスピーチのためのノート/いろは「青葉の笛」/一瞬絶句/ゴキブリ殺し/ストーン・ブレイン・サンド/「カルメン」/完訳・皇帝の新しい服/亥之助ベニスへ行く/レイクorプレスの概要/カルプ小学校五年男子組/富士 |
白秋と茂吉 | ¥2,000 | 飯島耕一 | みすず書房 | 2003年 | 重版 カバーヤケ 帯
-本書は、白秋と茂吉の作品と生涯を対比しつつ、二人の異なる特性を詳細に鑑賞・吟味したユニークな成果である。九州柳河と東北金瓶という出自からくる感性の違い、写生と象徴主義、暗鬱と蒼穹など、両者の相違点を作品に即しながら明らかにしてゆく。朔太郎や犀星、折口信夫、中野重治、西脇順三郎など、多くの詩歌人たちとの関係を踏まえつつ、著者は改めて、白秋と茂吉の意味を近=現代文学史のなかに位置づける。歴程賞を受賞した『北原白秋ノート』の増補=決定版たる本書は、優れた作家論であると同時に、異色の近=現代短歌史でもある。(紹介文) |
文人を偲ぶ -生田耕作評論集成2 | ¥3,500 | 生田耕作 | 奢覇都館(サバト館) | 平4 | 初版 函 別冊付録付(生田耕作インタビュー「末の世に生き永らえて・・・」) -文人を偲ぶ(上田秋成 『胆大小心録』のこと、永井荷風と『腕くらべ』、ウィリアム・ベックフォード小伝、老いざる獅子 バルベー賛、泉鏡花の読み方をめぐって、江戸漢詩の解釈をめぐって)/ わが偏書記(明治は遠く・・・、『候べく候』、『鴨東新話』、『東京妓情』、『東都仙洞綺話』、風流馬鹿)/机辺雑記(愛書趣味、古本・アセチレン燈(談話)、『神曲』愛書家変、『愛書狂』談義(インタビュー)、A・ラング『書斎』日本語版訳者後記、書物の工芸美、造本・装幀の美-須川誠一の仕事、今様美装帙-廣政かほる帙装幀展)/ 書斎日記(日々怱忙、縁でこそあれ、双蓮書屋日暦)/複眼時評/ 京の加茂川-風景と文化(はじめに、京の加茂川、いい加減にしろ-「鴨川改修計画」批判、付・災害の記録(昭和10年) 五年松組 生田耕作「洪水」(小学生時代の作文)(6章13編) |
屋上がえり | ¥1,500 | 石田千 | 筑摩書房 | 2006年 | 初版 カバー シミ、スレ 帯 |
めぐり逢った作家たち |
¥1,500 | 伊吹和子/堀文子・カバー、表紙、扉絵 | 平凡社 | 2009(平成21)年 | 初版 カバー 帯 |
素白先生の散歩 | ¥2,000 | 池内紀・編、解説/岩本素白・作品収録 | みすず書房 大人の本棚 | 2001(平成13)年 | 初版 カバー端スレ 帯 -「直接おそわったことはないが、その本からいろいろ学んだ。たとえば散歩の楽しさを知った。騎西、牛堀、布佐、向島、大利根、関宿、白子の宿・・・むろん、散歩だけではない。何よりも静かな文章を学んだ。静けさのしみとおった言葉づかいを」。(編者解説)素白先生=岩本堅一はジャーナリズムから遠く離れて生き、その消息は知るひとぞ知る。優れた国文学者にして、恐るべき散歩の達人。早稲田の同期生だった歌人・窪田空穂によると「教員という職は大体安定したものであるが、それにしても岩本君はその上での単純と純粋を極めた人という感がある」。その世に隠れた珠玉の随筆を精選して、大人の読書人に贈る。(みすず書房紹介文より) 4部43編 -山居俗情(17編 牛堀と長瀞、街の灯、目黒の里、田舎のうち、銀杏の寺、寺町、一本松、遊行三昧、柴又と流山、騎西と菖蒲、つくだ島、墓、深夜の水、時雨、吹き井、荒れた寺と寂しい人々、物の音)/素白集(12編 高台寺二趣、花の寺、浴泉、湯島、最初の怪異、ぼて茶碗、鰯、菓子の譜、布佐、おいそれ者、がんぽんち、守部と辨玉)/素白集以後(9編 筑波、向島、素湯のような話、独り行く、白子の宿、狂多くして、小御門、東海道品川宿(一)、東海道品川宿(三))/遺珠(4編 古祠、孤杖飄然、街頭山水、靴の音)/池内紀・解説 |
岩本素白 人と作品 | ¥2,000 | 来嶋靖生 | 河出書房新社 | 2014(平成26)年 | 初版 カバー 帯 -自ら溢れ出る高雅な品格と厚い教養 生粋の東京人の肌理細やか、洗練の極に達する“江戸追慕” 没後半世紀-新たなる脚光を浴びる素白随筆をめぐる初の評伝(帯文) 2部構成 -1 岩本素白の生涯 はじめに、父母のこと、御殿山小学校、麻布中学校、東京専門学校、麻布中学教諭、素白の小説、結婚、「読我書屋」の誕生、早稲田大学へ、『山居俗情』前後、『日本文学の写実精神』、戦災と疎開、妻の死・終焉/2 岩本素白をめぐる人々-素白はどう読まれてきたか(18編 山崎剛平、稲垣達郎、野尻抱影、廣津和郎、森銑三、結城信一、伊藤正雄、藤平春男、保昌正夫、平澤一、徳永康元、本林勝夫、石井鶴三夫妻、都筑省吾、窪田空穂、池内紀、鶴ヶ谷真一、種村季弘)/岩本素白と私-あとがきにかえて/付表 岩本素白略年譜、執筆目録、関係文献目録、人名索引 |
世界屠畜紀行 |
¥1,500 | 内澤旬子 | 解放出版社 | 2008(平成20)年 | 重版 カバー 帯 |
青山二郎の話 | ¥1,500 | 宇野千代 | 中央公論社 | 昭和55年 | 初版 カバー 帯 ヤケ、シミ有 -初めて描かれた稀有な魂の肖像。陶器に対する独自の審美眼と奇行に満ち、なかば伝説的な青山二郎の生涯を丹念に跡づけて、その人間的魅力をあますところなく描く(帯文) |
一ぺんに春風が吹いて来た | ¥1,500 | 宇野千代 | 中央公論社 | 1989年 | 初版 カバー 帯 ヤケ、シミ有 -九十一歳 人生の智恵をたたえ、文学への情熱をもやしつづける女流第一人者のエッセイと短篇小説(帯文) 2部構成 随筆17篇(よい天気、これも私の性格、ラブレターを届けてくれた伝吉君、私はぞつとした、東京にゐた六十余年の間の私の足跡、おめでたい人、中里さんと私、この秋で私は満九十一歳、他) 小説4篇(おたよの恋、一ぺんに春風が吹いて来た、父の想ひ、新しく惚れた人を)/あとがき |
乱歩随筆-江戸川乱歩自選随筆集 | ¥2,000 | 江戸川乱歩 | 青蛙房 | 平成28年 | 新装版初版(元版は昭和35年刊) カバー -推理文壇の大御所・江戸川乱歩の自選随筆集。「探偵小説の愛好者、怪奇・幻想を好む読者には欠くことのできない座右の書」と各紙絶讃した乱歩自選の随筆集を55年ぶりに新装復刊。日本探偵小説の系譜、探偵小説に現れたる犯罪心理、探偵作家としてのエドガー・ポー、明治の指紋小説、怪談入門、私の履歴書、残虐への郷愁、同性愛文学史など29項。江戸川乱歩既刊随筆評論集目録、人名索引の付録。(紹介文) 29編 -自序/純探偵小説の定義と類別、二つの比較論、日本探偵小説の系譜、探偵小説に現れたる犯罪心理、異様な犯罪動機、スリルの説、兇器としての氷、プロバビリティの犯罪、探偵作家としてのエドガー・ポー、ディッケンズの先端、原始法医学書と探偵小説、明治の指紋小説/怪談入門、猫町/私の履歴書、幻影の城主、活字と僕と、私の読書遍歴、書斎の旅、浅草趣味、妖蟲、残虐への郷愁、マッケンのこと、群衆の中のロビンソン/もくづ塚、サイモンズ・カーペンター・ジード、ホイットマンの話、槐多「二少年図」、同性愛文学史/附録・江戸川乱歩既刊随筆評論集目録・人名辞典 |
銅版画・江戸川乱歩の世界 | ¥2,000 | 多賀新/志村有弘・解説文/渡辺一考・寄稿 | 春陽堂書店 | 昭和63年 | 初版 カバー -志村有弘「江戸川乱歩の世界」/春陽文庫江戸川乱歩文庫装幀画30図/渡辺一考「アニマの画家 多賀新の世界」/多賀新「少年期の夢と乱歩」 |
小さな草に |
¥2,000 | 大石芳野・カバー、本文写真とも | 朝日新聞社 | 1997(平9) | 初版 カバー 帯 署名入 |
みち草 |
¥1,800 | 大岡信 | 世界文化社 | 1997(平9) | 初版 カバー 帯 -歳時記的世界を通して日本文化を考える、まわりの人や物の消息・現状。単行本未収録の旧稿に新稿を添える5部32編 カラー口絵8頁(私の非「美学」 著者の身近に集まってきたぐい呑み、茶碗、書など造作作品写真15点) -俳人漱石、漱石の俳句、明治の青春-子規・漱石・虚子・碧梧桐、俊成・定家ファミリー、『小倉百人一首』について、伝統を受け継ぐ力-『万葉集』の驚異、書の古典に想う、道元の悟りと表現/ 歳時記について、歳時記のルーツ その一、歳時記のルーツ その二、歳時記のルーツ余聞-屏風絵と屏風歌、季語は世につれ、江戸と歳時記、ことのは抄(17話 蛙・蝶・桃の葉・若草・蝉・杜若・立秋・天の川・秋風・花野・凩・水鳥・枯蘆・恋・老い・ことば・文芸)/ 日本人と雨、日本人と花、花の人 人の花、草合について、「鶴」の見方、「いろ」の詩学、「夢」のうたの系譜/当世「孝行息子」気質、餅つく面々、私だけの空間、贋作、硯由来、ばんごはん、ヒヨドリ、猫の手術/ よしなしごと(「静岡新聞 〈窓辺〉」より抜粋23話 文部省唱歌、甘えの理論、新人、頭の手仕事、若さの情熱、モンザエモン、創造的思考力、俳句の心臓は何、無名であること、朔太郎と社会主義、春夫の手紙、青春の暗さ、本作りの文化史、情報化け社会、泣きましょう、添削と自己表現、個人雑誌に敬礼、二人のウェルテル、肩書きと値段、工業デザイン、暑さと涼しさ、短歌を作るとき、明治七年の記事)/ しごとの周辺(「朝日新聞」より抜粋5話 くしゃみ、追い出しコンパ、多けりゃいいのか、漱石熱のころ、手前勝手)/あとがき |
おもひ草(おもい草) |
¥1,800 | 大岡信/丸谷才一、由良君美・鼎談、対談 | 世界文化社 | 2000(平12) | 初版 カバー 帯 カラー口絵8頁(芭蕉の偉さ(「芭蕉講演会」講演録要旨) 芭蕉画賛、蕪村画「奥のほそ道屏風」など10図) 単行本未収録のエッセイ、対談 4部16編 -「和歌」という言葉の意味、古典詩歌の見方・読み方、詞華集(アンソロジー)の役割、日本古典美学の根本、古典詩歌の色/ 日本の「中世」の特色(鼎談者・丸谷才一、由良君美)、詞華集(アンソロジー)と日本文学の伝統(対談者・丸谷才一)/ 芭蕉私論-言葉の「場」をめぐって、『猿蓑』のおもしろさ、現代詩歌と芭蕉、おお片雲の風-『おくのほそ道』紀行/ 東北の仏たち、三渓園とそのあるじ、富士山頌、風狂将軍足利義教の富士山詠、史跡「壬申の乱」/あとがき |
みほとけとの対話 | ¥2,000 | 岡部伊都子/五味義臣・写真 | 淡交社 | 昭48 | 重版 カバー 印有 口絵カラー写真4頁 モノクロ写真100点 -髪のリズム(法隆寺・六観音の一つ)、ひと目ぼれ(安居院・飛鳥大仏)、あたたかな石仏(石位寺・三尊仏)、祈りの線(大野寺・磨崖仏)、たくましい鬼(東大寺戒壇院・持国天邪鬼)、正しい怒り(新薬師寺・伐折羅大将像)、石の塔(般若寺・石塔)、素直なお姿(大龍寺・観音像)など99編 |
その声に拠りて-小川国夫対談集 | ¥2,000 | 小川国夫/古井由吉、遠藤周作、堀田雄康、高堂要、矢代静一、森川達也、菅野昭正、田中淳一、吉本隆明・対談、座談/中島かほる・装幀 | 小沢書店 | 昭和51年 | 初版 函 帯 署名落款入 対談・座談6篇 -古井由吉「文体と生活」/遠藤周作、堀田雄康、高堂要「なぜ〈イエス〉を書くか」 矢代静一、森川達也「《西方の人》-その聖書への深度」/菅野昭正「島々と海域」 田中淳一「ものの奥行き」/吉本隆明「生死・浄土・終末」/後記 |
対談集 彼に尋ねよ | ¥2,000 | 小川国夫/藤枝静男、饗庭孝男、立原正秋、古井由吉、中上健次、秋山駿・対談/斎藤和雄・装画、中島かほる・装幀 | 小沢書店 | 昭和52年 | 初版 函 帯 識語署名入 見返しテープ痕有 対談6篇 -藤枝静男「趣味のことなど」 饗庭孝男「志賀直哉について」 立原正秋「中世への接近」/古井由吉「原型への志向」 中上健次「〈われはわれわれ〉か」 秋山駿「時代と感性」/後記に代えて |
遠つ海の物語 | ¥3,500 | 小川国夫/司修・画 | 岩波書店 | 1989年 | 初版 カバーヤケ、端スレ 帯 小口シミ 小川国夫、司修・識語、署名入 旧蔵者による本購入店、価格・署名をもらった日・場所などの付箋メモ付 -民話の海から立ち上がる愛と死のサーガ 遠い潮騒に響きかわすポエジーとヴィジョンの協奏 司修絵32葉(帯文) |
大佛次郎敗戦日記 |
¥2,000 | 大仏次郎/福島行一・解題 | 草思社 | 1995(平成7)年 | 重版 354頁 カバー背ヤケ -「物価、と云っても闇値の変化を出来るだけくわしく書き留めておくこと。」から始まる昭和19年9月10日から昭和20年10月10日までの日記 |
著者五十音順 カ行 | |||||
日本語の外へ |
¥2,000 | 片岡義男 | 筑摩書房 | 2000(平12) | 重版 カバー端スレ、シミ有 地に印有 2部6章52編 -第1部 アメリカ(湾岸戦争を観察した、フリーダムを実行する、遠近法のなかへ)/ 第2部 日本語(世界とは母国語の外のこと、母国語の性能が浪費される日々、ペシミズムを越えようとしていいのか) |
上方落語ノート | ¥2,000 | 桂米朝(三代目)/三井永一・装画 | 青蛙房 | 平成27年 | 重版 カバー 帯 -人間国宝認定、文化功労者、そして文化勲章受章の落語界の重鎮・桂米朝の代表的な上方落語研究書。軽口噺・芝居噺・口合いだんだん・ネタ裏おもて・新作落語・古老の聞き書き・対談・寄席のお茶子・お囃子など、およそ上方落語に縁のある自由自在な考証物語。納得がいくまで自ら校正をおこなった米朝師匠。柔らかい筆致で上方落語のムード横溢。(紹介文) 口絵モノクロ写真8頁 小沢昭一編集「芸能東西」(1975年3月-1977年7月 10号にて終刊)に連載「上方落語ノート」に加筆訂正 -小栗判官と新町橋、花柳芳兵衛聞き書、上方芝居噺の特質、二代目旭堂南陵聞き書、口合いだんだん、戦後の上方落語家たち、ネタ裏おもて、考証断片、明治の上方新作落語、寄席のお茶子さん、寄席のお囃子/あとがき |
三集・上方落語ノート | ¥2,000 | 桂米朝(三代目)/三井永一・装画 | 青蛙房 | 平成21年 | 重版 カバー 帯 -「上方芸能」長期連載で第三集まとまる。幕末の落語家のマクラ・寄席の楽器類・初代春團治、文枝、三代福松、小圓太ら先輩諸師のことなど。口絵に師匠所蔵の貴重な資料。(紹介文) 口絵モノクロ写真8頁 「上方芸能」に連載をまとめる -コトバ・それからそれへ、浪速新内という噺し家、幕末の落語家のマクラ、先輩諸師のこと、不易と流行、天満・宮崎亭、騒人社の全集について、逸話三篇、考証断片・その三、寄席の楽器類、お山の勧進帳、軽口「一七」、ネタ裏おもて・その三、閑話・夜話 |
歴史の分岐点に立って-加藤周一対話集5 | ¥2,000 | 加藤周一/大江健三郎、姜尚中、辛淑玉、樋口陽一、暉峻淑子、佐高信、澤地久枝、寺島実郎、ロナルド・ドーア、内川芳美、池澤夏樹、金容雲、網野善彦・対話者 | かもがわ出版 | 2005年 | 初版 カバー 4部構成12編 -加藤周一インタビュー「日本はアメリカを怖がりすぎた」/「私はなぜ憲法を守りたいのか」(大江健三郎)/「歴史の分岐点に立って」(姜尚中) 「憲法を体現して生きる」(辛淑玉) 「戦争と平和(憲法座談会)」(樋口陽一、暉峻淑子、佐高信) 「戦争と日本-過去から未来へ」(澤地久枝)/「迷走する日本」(寺島実郎) 「衰弱する批判精神」(ロナルド・ドーア) 「20世紀と放送」(内川芳美)/「再びのヨーロッパ」(池澤夏樹) 「日韓の歴史・文化と未来」(金容雲) 「世界史の転換と歴史の読み直し」(網野善彦)/あとがき/初出一覧、対話者紹介 |
加藤周一を読む 「理」の人にして「情」の人 | ¥2,000 | 鷲巣力/杉松翠・装幀 | 岩波書店 | 2011年 | 重版 カバー 帯 -専門領域を軽やかに飛び越えて、古今東西,森羅万象に興味・関心をひろげ、書くこと、読むこと、語ることを中心に営まれた加藤周一の90年近い人生。その生涯にわたっての言動をゆるぐことなく支えたものとは何だったのか。「ことばと人間」を信じ,尊び,愛し,なによりも大事にしつづけた、その著作活動の全軌跡を展望する(紹介文) 3部10章構成 -まえがき ことば・人間・希望-加藤周一が大切にしたもの/1・三つの出発(いくさの日々-または第一の出発、フランス留学3年-または第二の出発、ヴァンクーヴァーの10年-または第三の出発)、2・日本文学史と日本美術史(1968年-または「言葉と戦車」、変化と持続-または『日本文学史序説』、かたちに現れたる精神-または『日本 その心とかたち』、テエベス百門の大都-または「百科事典」的精神)、3・日本人とはなにか(文体と翻訳-またはことばと時代と人間と、時間と空間-または日本文化とはなにか、加藤周一-または理」の人にして「情」の人)/あとがき、略年譜 |
戰後の虚實(戦後の虚実) |
¥2,000 | 河上徹太郎/青山二郎・装幀 | 文學界社 | 昭22 | 初版 カバーヤケ、スレ 端破れ痛み有 ヤケ、シミ 18編 -ジャーナリズムと國民の心、第二の青春、終戰の思想、火野葦平君への公開状、今日の思想と教育、1946年、文藝時評1、文藝時評2、古典音樂と近代音樂、家出したノラの場合、飢ゑと不信について、二十世紀文明について、病氣について、空襲と追剥、戰後の故郷岩國、秋聲の「縮圖」、正宗白鳥、ヴェルレーヌの愛國詩/あとがき |
私の詩と眞實 |
¥1,000 | 河上徹太郎/田沼武能・口絵写真 | 新潮社 一時間文庫 | 昭29 | 初版 小口シミ、ヤケ 扉蔵書印有 11編 -詩人との邂逅、神への接近、友情と人嫌ひ、シェストフ的不安、私のピアノ修業、わが樂歴、フランクとマラルメ、若い知性の抒情、認識の詩人、ロンドンの憂鬱、詩と人生の循環/あとがき |
陸放翁鑑賞 | ¥5,000 | 河上肇/一海知義・校訂 | 岩波書店 | 2006年 | 重版 函 -河上肇の死後、寿岳文章・吉川幸次郎の校閲を経て1949年・三一書房から刊行された「陸放翁鑑賞 全2冊」を河上肇全集刊行の際に校訂。「全集版」に若干の修正を施し刊行。 陸游詩約450首に注釈(本文、読み下し文、注) 7部構成 -その1 六十歳前後の放翁、その2 六十後半(六十四歳より七十歳に達するまで)の放翁、その3 古稀の放翁、その4 八十四歳の放翁、その5 陸放翁詞二十首・陸放翁詞二十首続編、放翁絶句十三首和訳(つけたり、雑詩7首)、その7 放翁詩話三十章/一海知義・校注、詩題総目次、一海知義・解題(含む・寿岳文章、吉川幸次郎・跋文) |
跳ぶもの匍うもの -木島始短篇集 | ¥2,000 | 木島始/梶山俊夫・ブックデザイン | 晶文社 | 昭44 | 初版 函背ヤケ、シミ 短篇21篇 -歌あそび/ヌイ鍋と白い旗/死の蛆/ぎんめしとけて/悪い種子/舗道の影/養女ミチ/ペタルの魂/接吻/けむりゆ/ニホンザル・スキトオリメ/やさしいおしおき/銛/天使の群をくくりぬけ/牛と蛇と/ぶしのききめ/眼/X線上のエムブリオー/密林のウィンク/ある亭主の徳政/ふらちな献身/あとがき |
木下順二集12-『本郷』・わが身辺 |
¥2,000 | 木下順二/不破路子・解題 | 岩波書店 | 1988(昭和63)年 | 初版 函 小口シミ有 付・月報8 |
木下順二集14-ドラマの世界 |
¥2,000 | 木下順二/菅井幸雄・解題 | 岩波書店 | 1989(平成1)年 | 初版 函 小口シミ有 付・月報14 |
話 -日本の名随筆52 | ¥1,500 | 木下順二・編/藤井貞和、戸板康二、西江雅之、別役実、寺山修司、佐江衆一、北杜夫、吉田健一、高橋安光、堀口大學、島尾敏雄、井上ひさし、岩淵悦太郎、丸谷才一、高橋義孝、杉本つとむ、寿岳章子、川崎洋、三代目三遊亭金馬、徳川夢聲、種村季弘、開高健、室町京之助、青柳瑞穂、稲垣吉彦、筒井康隆、堀口九萬一、小林善彦、関川夏央、小田島雄志、岸田國士、千田是也、木下順二・作品収録/菊池信義・装丁 | 作品社 | 1999年 | 重版 函 口絵カラー図版1頁 33編 -巻頭詩 藤井貞和「あけがたには」/戸板康二「人の噂」 西江雅之「伝え合い」 別役実「おいとけさま」 寺山修司「言友会」 北杜夫「口まめについて」 吉田健一「チャーチルと沙翁の台詞」 高橋安光「大正デモクラシーと雄弁」 堀口大學「スピーチぎらい」 島尾敏雄「電話恐怖症」 井上ひさし「話半分、嘘半分」 岩淵悦太郎「東京弁の語彙は貧弱か」 丸谷才一「江戸明渡し」 寿岳章子「遠まわしの表現」 川崎洋「悪口の衰弱」 三代目三遊亭金馬「昔の言葉と悪口」 徳川夢聲「落語少年」 種村季弘「声色人生」 開高健「口八丁の紳士-予想屋」 室町京之助「ガマの油売り」 関川夏央「朝鮮語のレッスン 抄」 岸田國士「物言ふ術」 千田是也「ことばの感覚」 木下順二「 ことばづかれ」他/あとがき、執筆者紹介、話随筆ブックガイド |
繪のある手紙(絵のある手紙) | ¥5,000 | 木村荘八 | 中央公論美術出版 | 昭45 | 限定900 二重箱 -岡鹿之助、里見トン、山口蓬春、中川一政、花柳章太郎他宛151通 |
天 | ¥2,000 | 草野心平/高村光太郎・題字 | 新潮社 | 昭和26年 | 初版 カバーヤケ、シミ 奥付に書き込み有 |
太陽は東からあがる |
¥2,000 | 草野心平 | 彌生書房 | 昭和45年 | 初版 函 ヤケ、シミ有 |
詩集原音 |
¥2,000 | 草野心平・装幀とも | 筑摩書房 | 昭和52年 | 初版 函 |
荷風の永代橋 |
¥3,500 | 草森紳一 | 青土社 | 2004(平成16)年 | 初版 カバー背端スレ 帯 |
文士の魂 | ¥1,500 | 車谷長吉/田島隆夫・装画 | 新潮社 | 2001年 | 初版 カバー 帯 -死ぬか生きるか、命のやりとりをする様な維新の志士の如き烈しい精神で文学をやって見たい-漱石のこの言葉を信条とする私小説作家が披瀝するわが読書遍歴(帯文) 15編 -三つの小説(明暗、流れる、楢山節考)、青春小説(三四郎、青年)、伝記小説(遠い声、象徴の設計、火の虚舟)、大衆小説の読者(小説 日本婦道記、断碑、坂の上の雲)、二つの「金閣寺」(金閣寺、金閣炎上)、愛の小説(愛の渇き、雨やどり、夏の栞)、短篇小説の魅力(伯父の墓地、青梅雨、人生の一日)、世捨人の文学(雨瀟瀟、暢気眼鏡、男嫌い)、意地の文学(業苦、異端者の悲しみ、阿部一族)、恐怖小説(剃刀、片腕、出口)、伝奇小説(山月記、魚服記、犬狼都市)、文学における悪(沼津、怪物、渦巻ける烏の群)、夢の小説(件、夢の中での日常、追跡の魔)、新鮮な驚き(蝶、川、さまよい歩く二人)、文士の魂(突貫紀行、保田與重郎ノート、白い屋形船、兄の左手) |
番茶菓子 |
¥1,500 | 幸田文 | 東京創元社 | 昭和33年 | 初版 函 見返しテープ跡有 シミ有 |
月の塵 -幸田文随筆集 | ¥2,000 | 幸田文 | 講談社 | 1994年 | 初版 カバーヤケ、シミ有 天シミ汚れ有 -心にしみる音がききたい 父露伴ゆずりの好奇心と細やかな感性で日常を捉え自然をみつめる。いさぎよく豊かに生きた著者の晩年の清澄な心境を映すみずみずしい随筆58篇。(帯文) 4部構成58編-月の塵(16篇 残された言葉、花ゆかた、個人教授、台所の音、買い物、ふり将棋、祝い好き、そらまめ、かたづけ、遺品のあるなし、露伴全集のこと、他) くさ笛(9篇 塔、胸の中の古い種、上棟、倒木、他) てればなし(10篇 机辺、春寒、くせ、古い友だち、えだ豆、いたみ、ありなし川、他) あとひき桜(23篇 あらしの余波、しめごごち、春うごく、きいろい花、台所、下手な天ぷら、ひょうたん、葬式じょうず、一生もの、むかし正月いま正月、秋の音、遠花火、他) |
なつかしい顔 |
¥1,500 | 小島政二郎/清水崑・似顔絵/小島視英子・装幀 | 鶴書房 | 昭42 | 重版 函 帯痛み -なつかしい顔(プロローグ/奥野信太郎、石坂洋次郎、勝本清一郎、倉島竹二郎、和田芳恵)/母颯爽/峰の一本松/たった一人の娘・美籠(みこ)/美籠、君は今どこにいるの/発表誌、あとがき |
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